照明は常に自分の「正面」から。背後の光は避ける
認識精度を高める最大のコツは、窓や照明の光が手のひらに正面から柔らかく当たるようにすることです。背後に強い照明や明るい窓があると、手が黒い影(逆光)になり、カメラが指の隙間を見分けられなくなります。高価なスタジオ照明は不要で、安定した普通の室内灯やデスクライトで十分です。
点滅するイルミネーションや色が変わるディスプレイの近くも避けましょう。一定の明るさを保つことで、アルゴリズムが安定して手を追跡できます。
手の周囲に余白を持たせて全体を収める
手のひらをカメラに向け、指先の周囲に十分な余白を残して画面内に収めましょう。指先が画面の端で切れてしまうと、指の本数を正しくカウントできなくなります。腕1本分の距離(約50〜70cm)が最適です。細部がはっきりと見え、窮屈にならずに手を動かせます。
可能であれば、カメラの高さを胸から顔の高さに合わせましょう。下から見上げるような極端なアングルだと、手のひらと指先が重なって見えにくくなります。
背景をすっきりさせ、他アプリの競合をなくす
動くもののないシンプルな背景は、誤認識を劇的に減らします。真っ白な壁である必要はありませんが、人の出入りがある場所や複雑な柄のカーテンの前などは避けましょう。
また、Zoom や Teams、Meet、他のブラウザウィンドウなど、カメラを使用する可能性のあるアプリは完全に終了させてください。Web カメラは通常、複数のアプリで同時に共有することができません。
ブラウザのアクセス許可を確認する
ブラウザから確認画面が出たら、使用したいカメラを選択して「許可」をクリックします。誤ってブロックしてしまった場合は、アドレスバー左の鍵マークから「許可」に変更して再読み込みします。
Gesture Synth が要求するのはジェスチャー認識のためのカメラ権限のみで、マイクの権限は一切求めません。許可はいつでもブラウザの設定から解除できます。
映像が出ないときは権限と起動アプリを再点検
画面が真っ暗な場合、ブラウザの権限が遮断されているか、他のアプリがカメラを掴んでいる可能性が極めて高いです。アドレスバー横の設定を確認し、通話アプリを終了してからリロードしてください。
原因を特定しないまま何度もリロードを繰り返しても解決しません。一度設定を正しく直してから、落ち着いて再読み込みを行いましょう。
「カメラの故障」と「手の認識エラー」を見分ける
プレビューに自分の手がはっきりと映っているのにコードが変わらない場合、カメラ本体は正常であり、指の認識環境に課題があります。正面の明るさを上げ、指をしっかりと開き、形を変えたら一瞬静止させてみてください。
一方、プレビュー自体が真っ暗で何も映らない場合は、ハードウェアの接続不良かブラウザのアクセス権限の問題です。パソコン標準のカメラアプリで映るかテストしてみましょう。
手の動きを変える前に、マシンの負荷を減らす
ハンドトラッキングはリアルタイムで高度な画像解析を行うため、パソコンの CPU やメモリが逼迫していると動作が遅れたりコマ落ちしたりします。重いタブや使っていないアプリを閉じましょう。最新版の Chrome、Edge、Safari などを使うと、高速な画像解析エンジンが利用できます。
環境を整えるときは、「まず照明、次に距離」というように1つずつ調整すると、何が効果的だったのかがよく分かります。
いつでもキーボードモードで演奏を続けられる
キーボードモードは妥協の手段ではなく、完成されたもうひとつの演奏スタイルです。照明の調整が難しいときや腕を休めたいときでも、キーボードを使えば同じ素晴らしい音楽を楽しめます。
キーボードでコード進行を耳に馴染ませてからジェスチャーに戻ると、よりリラックスして表現力豊かに手を動かせるようになります。
